学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

話が重くなりすぎたので、一旦締めましょう。

前回に引き続き以前勤務先で受けたパワハラについて記載しようと思いましたが、文字にしてみると膨大な量になり、しかも読んでて気分のいいものではありませんでしたので、載せるのは見送ることにしました。

改めて文字に直して読み返してみるとほんとひどかったな~と思います。どれくらい被害を受けたかというと、

1ヶ月で7㎏以上体重が落ちた。

夜寝れらなくなった。

その後5年位勤務地に向かう交通機関に乗ると過呼吸気味になった。

義理の父が自殺するんじゃないかと心配するくらい憔悴していた。

自分自身事故に合わないかな~と思っていた(自殺だと保険金が出ないおそれがあり、家族に迷惑をかけるため)。

精神科に行くと確実に診療されるため、きついけどいけなかった(精神病の判定が出ると、その後保険がかなり通らなくなります⇒団信が通らなくなり、住宅ローンを組むときにとんでもないハンデを負ってしまいます)。

等々簡単に上げるだけでもほんとにひどい…。で被害を与えてる当人たちは厳しく指導していると評価されるのでたまったものではありませんね。

そういう企業風土なんで、自力でやっていける10年目位までの有力な中堅実力者がどんどん離れていくんでしょうが…。

ちょっと文面が重くなってしまいましたので、一旦こちらで締めまして、話題を変えまして新しく記事を起こしたいと思います。

 

自分が受けたパワハラやいじめについて思い返してみる

熊本 塾 学習塾のNAKANO

今日は少し重い話題となりますが、パワハラやいじめについて少し自身の経験談をお話ししたいなと思います。

なかなか書いても読んでも気分のいい話題ではないのですが、何かしら現状に悩んでらっしゃる方の参考になればと思います。

 

さて、これらの問題に対して私は何かしら意見を持っているわけではありません。私自身2回程厳しい状況に陥ったことありますが、基本的にどうすれば解決できたのかいまだに答えが分かりませんので。

当事者ですら思い返してみてわからないので、他人からこうすればいいといわれてもどうすることもできないでしょう。

重要なのはこのような話を読んで、加害者側にならないように気を付けようという意識を持つことなのではないかなと思います。被害者を救済するのはそれはそれは大変です。しかもいい年した私がいまだに当時のことを思い出すと、とんでもなく沈んでしまう位ずっとダメージが残ってしまうものですので、一度被害を受けると被害者は基本的に救済されることはありません。基本は誰もが意識して被害を与えないことです。

また、加害者側は自分が相手にダメージを与えていることに気づいてないということもありますが、危険なのがダメージを与えているのを知っているが(知っているからこそ)辞められない、辞めたくないといった状態である者もいるということです。この手の加害者は一旦いたぶり始めたらとことんやってきます。本当に嫌になります。

 

…と前ふりはこの位にしておきまして、とりあえず私自身が被害にあった出来事を2つお話させて頂きたいと思います。

1つめ:中学1年生時

私は性格としてはかなりおとなしいので、いじめの対象にもなりやすいのではないかと思います。また、基本人から表だって嫌われることはないのですが、ごくたまに私を嫌う人がいて、そのような人は私をとことん憎しみを持って嫌います。こちらは何もしてないのに、なんでそこまで嫌うの?ってくらい(今回の例を含め今迄に数名いました)。

中学1年の頃経験したいじめはまさにこれらが原因だったのではないかと思います(本人に聞いてないので実際のところどうなのかわかりませんが)。

当時中学生になりたての頃、何かと仲良くしてくれた友人がいました。よく遊び、部活も同じ部活動に入ってなかなかいい友人が出来たと思ったのですが、夏ごろからとにかく私を嫌い始めました。何かにつけて嫌味を言ってくる、攻撃的な言葉遣いをしてくる、無視、最終的には私の椅子に画びょうが置いてある、ものがなくなる、机が落書きされる、カバンから別な人の財布が出てきて犯人に仕立て上げようとする等、どこかのテレビで見たような嫌がらせが連日続くようになりました。

ここまで来るとさすがにつらいです。幸いほかのクラスメートはこのいじめに加担しなかったので、ほぼ1人から(ほかのクラスにはこのグループが数名いましたが)嫌がらせを受けるだけだったということもあり、学校に行くのはさほど苦にはならなかったのですが、とにかくどうにかしたかったです。

これがクラス替えまでの後半年ほど続くのかと思うと未来が暗いものに感じました。

ちなみに親に相談するという発想はありませんでした。親に相談することは自分の中では敗者、みじめ、いじめを受けて負けたことを認める…等々とにかくネガティブなイメージがあり、どうにか一人で解決しなくてはならないという感じでした。

部活ではそのいじめた人のグループが支配権を握っており、こちらは数名で嫌味を言ってきます。部活も行きたくなくて休むと、今度は親からおまえは何をやっても中途半端だといわれる始末。仕方なくまた部活に出ると嫌味と、今度は部活の顧問の先生から「休む奴は試合に出さない」と言われレギュラーから落とされる始末。こう考えるとなかなか厳しい状況ですね。

では、その後どうなったかというと、いじめは終息していきました。まず、部活に行かなくなったことで、部活中にあったグループによる嫌がらせはうけなくなりました。親からはちくちく小言を言われましたが…。

後、それまで表に出してなかったテストの成績が広まったことによって、周りの見る目が変わったということもあったと思います。

おかしなもので、それまで単におとなしい攻撃しやすい対象だった存在から、学年トップ(実はトップだったのは数回だけで、同級生にすごいのが一人いたんですが、これはまた別の機会のネタにします)だったということが分かったとたん、うかつに手を出してはいけない存在へと印象が変わったようでした。そうなると、クラスのみんながそれなりに気を使い始めるみたいで、嫌がらせも急速になくなっていきました。

…とこうして中学の頃のいじめは約半年ほどで終息いたしました。しかし、その時受けたダメージはいまだに嫌な記憶として残っていますし、何より部活を辞めた直接的な原因なので、かなりの損失だったなぁと思います。また、もし成績も平凡だったらどうなっていたのだろうと思ってしまいます。

ちょっと長くなりましたので、パワハラ(こっちはほんとにきつかった)については次に記載させて頂きます。

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学習を習慣化しよう

熊本 塾 学習塾のNAKANO

熊本市内の中学校は今日が始業式です。新しい学年になり、クラスメートも変わり、担任の先生も変わり、教科書も変わり…と色々なことが変わります。この変化に伴せて、生徒様の生活自体も変えるいい機会だと思います。ぜひ心機一転今迄のいい習慣はそのままに、変えたかった習慣を見直す新しい一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

…ということで、前回の「変わるって難しい」の話題から、学習をルーティン化するにはどんな手段があるかについて少し持論を述べたいと思います。あくまでも一個人の意見なので、参考程度に読んで頂ければと思います。また、今回の対象者はなかなか成績が上がってこない生徒様(偏差値50弱位)であると思って読んで頂ければと思います。それでは、今回は箇条書き形式でいきます。

【学習のルーティン化】

1.学習時間縛りをする

これは皆さん当たり前だよねと思われるかもしれませんが、まずはここから始めるべきだと思います。とにかく毎日20時と決めたら、絶対20時になったら机に向かうということを徹底してください。

ルーティン化するためには学習内容(今日は数学の宿題をしよう等)で一日の学習を決めないことです。学習内容でその日の学習を決めていくと、そのうち学習内容を調整し始めます。初めはそれなりに頑張りますが、人間とは楽な方に流れます。どんどん優しい学習内容にしていって最終的には「今日は宿題ないから勉強しなくていいや」というとんでも理論に終着してしまいます。「いやいや、学習は毎日するものだよ。宿題なければ学習する必要ないの?」…と言ってももう無駄です。「いいの。テスト前に頑張って今日の分一杯やるから!」となって、最終的にテスト前もさほど頑張らず、「テスト前に勉強するっていったじゃない」「知らない!」とバトルが始まってしまいます。

同様に一日1時間勉強するという組み方も継続性がありません。今日は19時から頑張ろう⇒今日はちょっと見たいテレビがあるから20時から⇒今日は疲れたから21時から⇒今日は眠いから明日今日の分と合わせて2時間しよう⇒そのままなし崩し的にしなくなると三日坊主化が目に見えています。

なので、時間でしっかり縛ることが大切です。一日の習慣の一つに組み込むことで、おのずとルーティン化していきます。最終的に学習の時間が決まれば、その時間を軸に一日の予定を立てていくようになります。

学習時間縛りは、ルーティン化の第一歩です。

 

2.学習時間になったら家族全員が学習モードに入る

生徒様がさぁ頑張るぞ、と思ってもテレビの音や笑い声が聞こえてきたら、やる気が大きくそがれてしまいます。自分だけ頑張っている孤立感を感じてしまうので、できればご家族全員でその時間は学習時間にしてしまった方がいいです。一体感が出てきますので、学習しない方が孤立感を感じるようになります。家族みんなの教養を高めるいい機会になるかと思います。

特に個人的な感想ではありますが、子供に小さいころから親が学習している姿を見せておくと、学習に対する抵抗が大分低くなるように感じます。

…と言いますのも、私が子供のころ祖父がよく自分の机に向かっているのを目にしてきました。真剣に机に向かう姿に、子供心にかっこいいと思ってました。また、父もやはりよく机に向かって学習しており、その姿に負けないぞと父が机に向かう間は自分も学習していました。そして今、自分の子供が私が毎日机に向かう姿を見て、「僕も勉強する~」と言って算数の勉強を勝手にはじめました。大人が学習する姿を見せることは、子供にとっては学習をポジティブなものだととらえる作用があるのだと思います。

 

3.学習はできればリビングでする

学習時間縛りが成功して机に向かうようになっても、学習することはあまりありません(言い切ってしまうのはあんまりかもしれませんが、まぁしません)。基本マンガを読むかスマホをいじります。自分で学習できればまず成績は勝手に伸びていっていると思います。そうなってないのであれば自分で学習していないと考えるべきです。

なので、ある程度成績が軌道に乗る(偏差値60前後)まではリビングで学習を行ったほうがいいです。誰かの目があるところで学習するようにしてください。小・中学生の生徒様であればまだまだ学習の仕方が分からなかったり、自分で集中力を持続させることが難しいです(好きな事ならとんでもない集中力を発揮しますが、成績が上がってこない生徒様の場合、集中力が学習に向けられることはありません)。

目が届かないところで学習しても、ほぼ学習効果はないものと思っていいかと思います。よって、学習の仕方や、内容をさりげなく見てあげてください。ここで注意すべきは頻繁に口を出さないことです。「こうしなさい、ああしない」だとバトルが始まります。「ここってどうやるの?どんな勉強法してるか教えて?」等疑問形で尋ねた方がまだ返答が返ってくるかと思います。

 

4.強制的に学習する環境にもっていく

例えば、朝7時には登校して授業が始まるまで学校で学習する。もしくは学校が終わったら理科室などの特別教室に行き(図書室だと気が散ります。理科室などの静まり返った教室がいいです)1時間学習して帰る。塾に行ったらそのまま最後まで居残りする。塾に早めに行く。など、強制的に学習しなければならない環境に身を置くことも効果があります。

ただ、この強制的な環境に行くのは生徒様自身の意識によるものですので、学習ルーティン化を始めたばかりの生徒様の場合、まだ意識が弱く単に時間つぶしになる可能性があります。ある程度できるようになってからの次の段階で行う取り組みと思って頂ければと思います。

 

とりあえず、簡単に4つ挙げさせて頂きました。細かく説明するとまだありますが、とりあえず大まかにこの4つを実践いただければとりあえず学習のルーティン化はできるかと思います。

他にも取り組んでいらっしゃる事例等ご意見があれば今後紹介させて頂きたいと思います。自ら学習するようになるというのが永遠の課題かと思います。生徒様の性格により、合う合わないがあります。まずは生徒様に寄り添って特性に合ったやり方で誘導してください。

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変わるって難しい

熊本 塾 学習塾のNAKANO

私は塾や家庭教師といった教育関係の仕事を営む一方で、日中はとある企業様のお手伝いをしています。ぶっちゃけますと、まだ学習塾の生徒様が少ないので、運転資金を確保するために日中働かせてもらっているのです。基本的に契約関係の仕事(契約書のひな形を作ったり、契約書をチェックしたり…)や単価・見積もりの精査が中心で、こういった中途半端な勤務形態でありながら、企業にとって大切な仕事を任せて頂き、お世話になっている企業様の懐の深さを感じます。ありがたい限りです。出来ればずっとお手伝いをしたいのですが、運転資金に困らないくらい生徒様が集まれば、日中の時間を塾のサービスの拡充に充てていきたいと考えています。

ちなみにこの企業様は、保健指導を主業務としていらっしゃいます。いわゆる太り気味の健診結果が出てしまった対象者さんに対して、専門の保健指導員が約半年ほどかけて指導を行っていくというものです。

ここで実感するのは、前回の記事にも書きました行動変容の難しさです。こちらの企業様では年間大体4~5万人位(多!!)の対象者を指導しています。それで、数か月から半年かけて直接会ったり、電話したり、時にはICT面談を行ったりして痩せるために手厚くサポートを行っていくのですが、このうち半分近くはまた次の年の健診でも引っかかるのです。あれだけ一生懸命サポートしてるのにまた?って感じがするのですが、人間そう簡単に行動を変えることはできません。やっぱり夜の甘いデザートは魅力的ですし、油ものっておいしいです。ご飯はおなか一杯食べたいですし…なかなか変えられない…。

はい、ではここで同じことを生徒様に置き換えてみましょう。

どれだけ言っても勉強しない。行動が変わらないというのは永遠の課題です。勉強した方がいいのはわかっています。でも、誘惑が多かったり、わからない問題があってなかなか進まなかったり、部活などで時間がなかったり、理由は色々あるかと思いますが、とにかく自力で勉強できない。これって、先ほど書いた保健指導で毎回検査に引っかかるのと全く同じではないでしょうか。要は行動が変えられないということです。

大人でさえなかなか行動が変えられない(もしかしたら大人だから行動がかえられないのかもしれませんが)のに、まだまだ発展途上にある生徒様が簡単に行動変えられるでしょうか。子供に自分の意思で行動を変えろというのは相当難しいことだと認識頂ければと思います。

では、どうすれば行動を変えられるのでしょうか。

基本的にはシステムに当てはめてしまうことが一番確実かと思っています。日々の生活に勉強を入れ込んで、それをルーティン化してしまえば、ご飯を食べる、お風呂に入ると同じように勉強するという行動も当たり前のこととして位置付けることが出来ます。

そろそろ長くなってしまいましたので、次回ルーティン化について持論を述べさせて頂きたいと思います。こんな一意見もあるんだなくらいの軽い気持ちで読んで頂ければと思います。

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期待を裏切る成長

熊本 塾 中学

今日家族で少し外出をしました(1か月ぶり位)。妻と子(春で年長)と三人で車でちょっと遠出してショッピングモールに行き、私が授業で使うホワイトボードマーカーを大量に仕入れて、子供の靴を買って、昼食を食べて帰るという本当にちょっとした外出です。

最近ほぼ塾の運営と授業の準備ばかりだったため、子供が特に喜んでくれたのがうれしくもあり、私の好きな事ばかりしていてごめんねという気持ちにもなりました。

また、最近あまり一緒の時間を過ごしていなかったせいか、今日の外出で子供がすごく成長していることに驚きました。まず、お金の計算ができるようになっていました。普通に2,350円を出せたり、駐車場を「スリーフロアーイレブン…(3階の11番に止めたので)」とテレビで覚えたであろう英語を組み合わせて言っていたり…なかなかに驚かされました。私がこのくらい成長しているだろうなと期待している以上の成長を見せられて、親の知らないところでもどんどん成長しているのだな、と頼もしく思えました。

さて、同様のことが生徒様でも起こります。このくらいの問題量でぎりぎりかな~と思って宿題を出題すると、余力を残して仕上げてきたり、この問題は難しいかな~と思って出題するときれいに解いたり。このように私の期待以上に生徒様が成長している様を目の当たりにしたとき程、うれしいことはありません。私の授業以外でも自らどんどん成長しているのだな、と生徒様の自立とそれに伴う成長を実感するのです。

この成長は実際には成長の結果であり、期待を上回る成長の前には予兆が現れます。例えば、最近宿題をしっかりしてくるようになった、自習を進んでするようになった、授業中真剣に取り組むようになった、等本当に些細な事ではありますが少しでも前向きに学習に取り組むようになると、どんどんよい変化が表れてきます。このような変化が現れた時はうきうきしてしまいます。いよいよテイクオフするのかな…と。

期待を上回る成長を遂げる時、生徒様には行動変容が起こっています。通常この生徒様はこのくらいの強度で学習しているという実績から、大体この期間でこの生徒様はこの位まで成長するかなと予想します。しかし、行動変容によりこちらが予想した以上の強度で学習を行っている場合、こちらの予想を超える成長曲線を描いてきます。この時、期待を上回る成長を遂げるのです。

明日で塾を開講して1か月となります。まだまだ少人数ではありますが、中にはこの行動変容の予兆が現れてきている生徒様も見受けられます。塾に来ていただいている生徒様皆、早く飛び立ってほしいと願いながら明日の授業の準備を進めています。

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使用している問題集について

熊本 塾 中学生

先日新しい問題集が届きました。新課程に移行するため、内容自体も刷新されており、パワーアップしたなという感じがします。

私の塾では、通常授業で数学は2冊、理科は1冊の問題集を使用しています。そこに宿題用としてプリント、さらに季節ごとの講習には季節講習のテキストを追加しています。ただ、基本は通常授業で使用するテキストになりますので、まずはそれを軸に据えて、補完的な意味合いでプリントや季節講習テキストを使うという形態です。

授業は先取りをほとんどしていませんので、復習中心です。構成としては、①学校の授業で学ぶ→②塾(日曜日)で80分かけて復習を行う→③宿題で復習個所の問題を解く→④平日の塾で宿題で解いた問題の解説+さらに応用問題演習を行う→⑤宿題でさらに問題を解く→⑥塾(日曜日)の授業後に宿題の丸付けを行い、すべて解けるまで自習を行う。

という6段サンドイッチで徹底して復習を行っています。とにかくメッキはすぐにはがれるので、しっかり腹に落ちるまで徹底的に自力で問題に取り組むような構成にしています。

さて、私の塾で使用している問題集についてですが、数学は文理さんが出している必修テキストおよび、数研さんが出版しているチャート式準拠ドリルを使っています。必修テキストはかなり基本的な内容なので、すべて完璧に解けたとしても、私が指導している主な公立中学校では35~40点程度までしか行きません。プラス10点を取るために、チャート式準拠ドリルの練習問題や実力問題を解くという感じです。

理科はエドゥケーショナルネットワークさんから出ている定期テストワークを使用しています。こちらの問題集は少し難易度が高めなので、生徒様が自力で学習を進めるには少し手間取るかもしれませんが、講師が解説を交えながら授業で使うテキストとしては非常に使いやすい構成になっています。何よりも基本問題~公立高校入試レベルの問題までが一つに収まっているので、段階を追って学習しやすい構成です。

できれば、現在週130分の理科の授業をさらに50分追加して180分を使ってこのテキスト+プリントでやり込めると相当効果が出ると考えていますが、現在生徒数が少なく授業数が増やせておらず、やきもきしているところです。できれば今年の夏くらいまでには生徒数を増やして後50分理科の授業をやりたいと考えています。

とりあえず、今回は軽く私の塾で使用しているテキストについて書かせていただきましたが、ほかにもいいテキストが一杯ありますので、随時ご紹介させていただきたいと思います。ちなみにこちらでご紹介しました必修テキストと定期テストワークは個人様では購入できず、塾などが仕入れる問題集となっておりますのでご注意ください。

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うれしいお知らせ

熊本 中央区 塾

前回2020年度の実績報告をさせて頂きましたが、実は実績報告の後でさらにうれしいお知らせを頂きました。

こちらの生徒様は一昨年の中学受験~今年1月に行われた英検対策までの約1年半ほど指導させて頂いた生徒様です。現在は私が学習塾をメインにしておりますので、家庭教師の方はご卒業頂いています。よって、今回の年度実績には含めていなかったのですが、すごく伸びたとご連絡を頂きました。

元々国語に力のあった生徒様でしたが、今回の模試で国語は学年1位とかなりの好成績!また、昨年夏まで不得意と言っていた英語も2か月間行った英検特訓の成果もあり、学年で40番以上も上昇。センスのある数学も19番上昇。3科目偏差値が60を超えてきました。

すばらしい!!

ちなみにこれは公立中学校の偏差値ではなく、熊本トップレベルの中高一貫私立中学校での偏差値です。家庭教師を卒業されてからもすごく頑張って学習に取り組まれたのだと思います。本当におめでとうございました。

 

昔話をしますと、こちらの生徒様を指導し始めたのは小学校6年生の夏休み終盤です。中高一貫の私立中学校を受験するから指導してほしいとご依頼を受けたことからなのですが、正直この時期からの指導では中学受験は無理だと思っていました。どれだけ学校でトップレベルの成績であっても、中学受験の特殊な問題を解くことは至難の業です。しかも残り4か月で…。のど元まで「無理です」と出かかったのですが、模試を受けてもらってこの生徒様ならいけると確信いたしました。

結果は模試を受けた塾の中で一番下だったのですが、冒頭にも書きました国語にものすごく力があることが分かったのです。しかも算数もセンスがある。ある程度深くまで考えられているし、瞬間的な発想力もある。しかもコツコツ勉強することもできる。理科と社会はこれからやっていくとして、これならいけると実感したのです。多分合格はほぼ間違いなし。出来れば奨学生として学費免除位まで行けるかなという自信がありました。

結果、専願で受けて成績上位者ということで奨学生として合格。そのほか事前練習として受けたもう一つの中高一貫私立中学校も奨学生で合格することが出来、たった4ヶ月で一気にトップレベルまでのごうぼうぬきでした。

 

はっきり言って、たった4ヶ月でここまで伸びるのはほんとにまれです。通常なら私も無理と言います。この生徒様がここまで伸びたのは、受験勉強で国語をほぼ勉強しなくてよかったからです。目標としていた中学校の点数配分は算数100点、国語100点、理科50点、社会50点です。論説文はに若干時間を要したものの、ある程度軌道に乗ってからは過去問を数回解いて問題の特長をつかみさえすれば、この生徒様の場合、何もしなくても国語は8割程度いきました。よって、国語は過去問をやるだけで、残りの時間を算数、理科、社会に費やすことが出来たのです。社会が最後まで苦労しましたが、算数、理科もある程度得点できるようになりましたので、結構安心して結果を待つことが出来ました。

 

では、どうしてこの生徒様はそこまで国語力がついていたのでしょう。それは、小学校4年生の時に始めた読書マラソンという取り組みです。1年間でどれだけ読書できるか記録を付けていく取り組みということですが、この取り組みが見事はまって、それまであまり本を読まなかった習慣が一変し、ほぼ1~2日に1冊ペースで小説を読破していくまでになったそうです。確かに読書するだけでは国語の力は限定的にしかつきませんが、結構物語に入り込むことが出来ていたのでしょう。かなり深くまで読み取ることが出来ていました。

 

さて、その後中学に入学してさらに大躍進を遂げられたわけですが、ここにも大きな要因があります。それは毎日200字作文を書いていることです。毎日作文を続けるのは大変な事かと思いますが、1年近くも続けていれば、それは作文力も付きます。今ではほぼ200字ぴったりに文章を仕上げることが出来るようになっています。

 

思い返せば、私自身も小学校4年生から指導を受けた先生に国語の授業のたびに800字作文を書かされました。当時は鬼のような先生だと思っていましたが、おかげさまで作文好きなり、その後いろんなコンクールに応募して図書券を稼がせて頂きました。その図書券で買ったマンガも相当な数になりました。もともと理系ですけど、学生時代最後まで国語の偏差値が最も高かったです。受験時は理系でも、文系でも、小論文があっても問題なく好きな大学を受験できました。

 

国語の力というものは、一朝一夕に身につくものではありません。私は国語を指導するとき、生徒様に国語は筋トレのようなものと伝えています。すぐに結果が出るのではなく、地道に積み重ねて少しずつ結果がついてくるものだと知ってほしいからです。

面倒くさがらずどれだけ地道に積み重ねてくることが出来たか。大変かもしれませんが、地道な努力を続けて欲しいと思います。

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