学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

学習する環境を考える

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(キッチンホワイトボード)

今回はどのような環境で学習すると効率よく学習できるのかについて考えてみたいと思います。

あくまでも私見ではございますが、私が学習する環境についてご提案させていただいていることが3つありますので、ご紹介させていただきます。

 

1:学習は自室ではなくリビングで

これはよく言われていることだと思いますので、ご存じの方も多いかと思いますが、学習するときは自室よりもリビングのほうがいいです。自室で学習する習慣ができる前に早めにリビングで学習する癖をつけましょう。

 

理由は「自学する癖が身についていない場合、自室で誰も見ていないと、必要以上に休む」からです。

人間はそんなに強くありません。ましてまだまだ成長途中の小・中学生が自室に一人とかで、2時間勉強しなさいとか言われたら、そのうち1時間以上は部屋にあるマンガ読んだり、携帯触ったりします。それは仕方のないことです。誘惑には勝てません。

なので、人の目があるリビングで学習する必要があるのです。また、わからないとき気軽に聞ける環境であることも重要です。

リビングはテレビもあるし、団らんが…というご意見もあるでしょうけど、学習している時間はみんなで本を読んだり、皆で学習するなど、その時間を共有することも大事だと思います。家族みんなでテレビ見るだけが団らんではございません。みんなで学習することも団らんになると思います。

学習中にほかのご家族が楽しげに笑っている声が聞こえてきたらどうでしょう?

「なんで自分が頑張っているときに、楽しそうにしてるんだよ」って気持ちになるのでは。

しかし、皆でその時間学習していれば、「みんな本読んだり学習してるんだし、自分も頑張ろう」と前向きに臨めるのではないでしょうか。

その時間に見る予定だったテレビ番組などは録画しておくと、CM飛ばしたりできて効率的ですよ。

 

2:本は絶対に横置きにしない

これは、私が自分の生徒によく指摘していることです。まず、横置きにしていて、一番下の本って読むでしょうか?絶対しばらく放置しているよね。って思ってしまいます。

また、調べたいときにすぐその本が見つからないということも時間のロスとストレスにつながります。思い立った時にすぐ取り出せるようにするには、まず整理整頓から。少しくらい散らかっていても結構ですが、本だけは絶対に縦に置くようにしてください。

また、プリント類はZフォルダに閉じすぐに見つかるようにしてください。

ただ、それだけで無駄な時間とストレスをなくすことができるのです。

 

3.ホワイトボードを置く

これについてはご家庭の状況もありますので、絶対とは言えませんが、あったほうがいいです。

何かを説明するときに口頭で説明するのと、ホワイトボードを使って図で説明するのでは相手の理解力に断然差がでます。

また、自身でイメージを具体化するのにも落書きできるホワイトボードは非常に効果的です。

紙ではいけないのかとなりますが、紙でもいいのですが、気軽に書ける、すぐに消せる、教えている人と教わる人双方が同じ目線で見れる、大きく書ける、色が簡単に使い分けられる…等とにかく紙よりもホワイトボードのほうが便利なので、置けるなら置いたほうがいいです。

ちなみに我が家では、対面キッチンのフロント部分をすべてホワイトボードにしています。横幅270センチ、高さ130センチの巨大なホワイトボードは現在5歳になった長男の落書きスペースになっていますが、日々落書きから子供の成長も感じ取ったり、一緒にお絵かきしたりと格好のコミュニケーションツールになっています。

 

以上3点についてご提案させていただきました。他にもいろいろあるのでしょうが、まずはできることから実践いただければと思います。

 

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