学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

受験校の特徴を調べましょう

f:id:katekyonakano:20201007101837j:plain

今回は受験校の情報収集の重要性についてです。

 

まずは記事の前に私の失敗談をお話しさせていただきます(毎度のことですが)。

私が大学受験するころはまだそれほどネットで情報収集するということも多くなく(まだアナログ回線、いいとこISDN回線でめちゃくちゃ遅かった時代です)、予備校等が発行する入試情報誌が主な情報源となっていました。

また、学校も入試についての情報をほとんど教えてくれなかったため、自分で情報収集しなければなりませんでした。

私の親族には大学に進学した者がおらず、大学受験の経験者はゼロ。そもそも親族そろって進学について全くの知識がないため、高校入試もよくわからないまま、志望校を体育館がきれいで友達が受験するからというだけで決めてしまう始末でした(自分が進んだ高校の入試難易度や偏差値等全く知りませんでした)。

大学受験も3年の夏までみっちり部活動に打ち込み、そろそろ受験の準備でも~っと思っても、何をしていいのやら。

そんな感じでしたので、受験する大学によって教科が異なったり、点数配分が異なる等思いもよらず、とにかく全教科全力で勉強するようなことをしていました。

その教科数は、「数学Ⅰ・A~数学Ⅲ・C、物理、化学、英語、国語、地理、世界史、公民」とかなり幅広くやってしまっていました。

そして、いざ受験となると、まったく使わない教科がごろごろ出てくる始末。もっとこの時間をほかの教科に費やしたり、楽できたのでは…と情報収集の重要さを痛感したのでした(そして、入学後に自分の受験した大学の偏差値を知る始末…二度目)。

 

さて、長々と昔話をさせていただきましたが、上述の通り、志望校に対する情報収集は非常に重要です。以下に最低限調べておいた方がよさそうなものを書いてみたいと思います。

  • 学校の施設:新しい、古い、特殊な施設、寮等
  • 制服:時々制服がダサいといって進学を渋る生徒がいます。(私です。当時進学した高校のベルトに着けるバックルがひどすぎてこれを付けるくらいなら私立に通おうと思ってました⇒私の上の代で廃止により無事つけることなくすみました)
  • 学校の行事:修学旅行や、特殊な行事(学校によってはお寺合宿等もあります)
  • 部活動の種類:続けたい部活動がない場合、部活がないせいで生徒さんが入学を拒否することもあります。
  • 親の介入頻度:学校によっては親が何かしらの委員会に強制的に入り、頻繁に時間をとられる学校もあります。
  • 通学手段:無理して長い時間かけて私立に通学するよりも、近場の学校の方がいいこともあります。また、親の送り迎えを禁止し、公共交通機関のみの通学を義務化しているところもあります。
  • 教育方針、使用教科書:教育方針が家庭と全く合わない場合、学校の教育方法に口を出したくなることもあるかと思います。
  • 奨学生制度:私立の場合奨学生制度の有無、奨学生の継続条件など
  • そして、入試問題

 

一番最後に書きました入試問題ですが、早めに志望校の入試問題に触れておいた方がいいと思います。遅くとも受験年度の9月頃から受験校の過去問を解き始めておくといいのではないでしょうか。

一般の公立学校はいいとして、中高一貫校や、私立中・高はかなり特徴的な問題が多く、その傾向も学校によって違います。逆に言えば学校ごとに例年同じような問題形式で出されるということでもあるので、早めに志望する学校の過去問に触れることで、対策を講じやすくなります。

(※最近の傾向として中・高ともに場合分けの問題が結構多くなってきている気がします。気のせいでしょうか。)

中学受験ですと、早いところでは12月初旬~、高校は少し遅くて年明けからとなりますので、そろそろ追い込みの時期になってくるかと思います。もう一度志望校の情報を整理して、春の姿をイメージしてみはいかがでしょうか。

 

www.nakanoshinsuke.net