学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

効率の良い勉強方法~まずは~

f:id:katekyonakano:20201009101034j:plain

今回より、効率の良い勉強方法について数回書いていこうと思います。まずはすべての教科に共通する学習の仕方について軽く触れておこうと思います。

 

「さ~って勉強しよう!」と思ったとしても、小学生や中学生になったばかりの生徒さんは何をどうやっていいものやら分からない方が多数だと思います。

勉強法はそれぞれやりやすい方法があるかと思いますので、いろいろ試しながら自分に合った勉強法を確立していただければと思いますが、まずは以下の方法をお試いただけたらと思います。

  1. まず、教科書、学校所定の問題集の他に市販(できれば学校の教科書に準拠したものがよい)の問題集を2冊準備する
  2. 学校の教科書を習った範囲で一通り読み込み、重要箇所にはマーカーを(あんまり引きすぎないように注意)、注意点には赤で注釈を加えていく。
  3. 教科書を読んだ範囲で学校から配布されている問題集を解く。(ここまでで1日分)
  4. 毎日1~3を繰り返し、週末に市販の問題集2冊のうち1冊を1週間勉強した範囲分解く
  5. 毎週1~4を繰り返し、テスト前に今迄学習したところを再度読み返し、市販の問題集の2冊目を一気に解き、すべて解けたらOK。解けなかったところは再度関連する箇所を順序立てて復習する

以上の流れになります。ほぼ毎日のルーティンとして続けていただければ、どの教科も基礎力がついてくると思います。平日1時間~2時間程度、休日2時間~3時間程度の学習時間でできるのではないかと思います。

 

さて、次に問題集における学習の仕方ですが、できれば最初は答えを横に置いて、わからない問題は一問ずつ答えを確認しながら進めていただければと思います。

横に答えを置いたといっても、答えを写すのではなく、わからない問題をそのままにしておかず、その場で解決するために使う」のです。

往々にして、いったん問題集を最初から最後まで一気に解いて、わからない問題は放置、答え合わせもまるつけをして、間違ったところは赤で答えを書いて終わり…といった問題集の使い方をしている生徒さんが多いのではないでしょうか。しかし、そのやり方で間違った問題を解けるようになったかというと、もう一回やってもやっぱり同じ問題を間違えます。つまり、わからない問題をそのまま放置してしまうのです。

 

なので、わからない問題は答えと解説を確認して、その場で解決して一つずつ進めていく方が堅実です。ただし、わからなかった問題についてはきちんと赤でばつを付けるようにしてください。復習するときにどこを間違ったが明確にするためと、自分はすべて解けたという「錯覚」をなくすためです。

最後に、学習終了後絶対にあやふやな個所や、わからなかったところがそのまま残っているということがないようにしてください。解答に至った経緯を自分の口できちんと説明できるかでチェックしていくことをお勧めいたします。

 

では、次回から各教科に絞った方法を紹介していきます。

www.nakanoshinsuke.net