学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

心強い味方「個人賠償保険(特約)」

f:id:katekyonakano:20201015101218j:plain

今回は、久しぶりにお金の学習をしてみたいと思います。

今回取り上げるのは、個人賠償保険(特約)についてです。自動車保険や火災保険にご加入されている方は目にしたことがあるかと思いますが、具体的にどのような保険なのでしょうか。個人的にはきちんと加入しておくべき保険だと思っていますので、私の過去の失敗談も踏まえてご説明させていただきたいと思います。

 

まずは、恒例の私の失敗談から

まだマンションに住んでいたころ(現在は戸建てです)、結構高層階であったため、台風時にはかなり風の影響を受けていました。ただ、通常であればバルコニーを軽くかたずけておけば問題なかったのですが、ある台風の時、想像以上に強く外の物干しラックが飛ばされ、お隣のガラスを割ってしまったのです。しっかり固定しておけばよかったと後悔しても後の祭り。深夜にお隣さんがが「どうしてくれるんだ」と怒鳴り込んできました。

幸い、ご近所付き合いに気を付けていたこともあり、すぐに謝罪すると落ち着かれてその後も何かにつけて仲良くさせていただいていたのですが、割ったガラスやその破片で傷ついたフローリングの修繕など賠償はしないといけません。

そこで問題となってくるのが保険です。

お隣さんとしては、火災保険の対象になる案件ではありますが、お隣は別のオーナーさんから部屋を賃貸しているらしく、オーナーさんとなかなか連絡が取れない状況。さらに火災保険が薄く適用にならないかもしれないとのこと。私も大変な迷惑をかけたので、私に賠償させてほしいとお願いし、私が賠償することで話がまとまりました。

 

さて、ここでこの賠償金に対して保険の登場となります。私は当時保険の知識があまりなかったため、なんと個人賠償保険に未加入でした。そのため、すべての賠償を預金から支払ったのでした。

もしここで、個人賠償保険に加入していれば、保険審査が必要ではありますが、保険適用できたかもしれないな~、と未だに当時きちんと考えて保険に入っていなかったことを後悔しています。

 

少し長くなりましたが、個人賠償保険(特約)について、特徴を箇条書きにしたいと思います。

  • 主に自動車保険と火災保険の特約として加入する保険である。
  • 賠償責任が生じたときに保険金が出る。
  • 賠償の範囲は「飼い犬が他人をかんだ時の慰謝料」「子供が自転車で相手にけがや死亡させたときの賠償金。」「キャッチボールなどでお隣の窓を割った時の賠償金」…等々とりあえず他人に被害を与えた時に支払われる保険である。
  • 火災保険は上限が決まっているものがあり(1億円や2億円程度)、自動車保険は無制限となっているものが多い。
  • 自動車による損害の時は個人賠償保険ではなく、自動車保険の対象となる。
  • 別途自転車保険に加入している場合は、自転車事故に関して二重保険になることがあるため、見直す場合がある。

簡単に書くとこんな感じの保険です。いつ他人に迷惑をかけるかわかりませんので、高額な特約でもありませんしご加入しておくことをお勧めいたします。

 

以前中学生の自転車事故により保護者が多大な賠償責任(9,500万円という高額賠償責任もありました)を負うようなことも発生しています。ぜひ、ご迷惑をかけた相手を守る意味でも個人賠償責任保険(特約)についてご理解いただければと思います。

www.nakanoshinsuke.net