今回は、塾や学習とは全く話が異なるのですが、子育てを考えた自宅の設計について書いてみます(子育てとは全く関係ないところもあります)。
私も子育ては妻に頼り切りで大したことはしていませんが、一応我が家を立てる際、子供を育てるうえでどういう家づくりがいいか、素人ながらない頭を必死にひねって建てましたので、少しご紹介したいと思います。もし、これからご自宅を建てられる方がいらっしゃれば、参考にしていただけると幸いです。
【1】我が家について
①敷地面積50坪弱、延床面積30坪
②戸建て(ほぼ平屋ですが、2回に一部屋とトイレあり)
③築5年
どこにでもある戸建て住宅ですが、注文住宅なので、間取り~コンセントの位置までこと細かく私が指定して作っていただきました。縦長の狭小住宅なので、間取りにはかなり気を使いましたが、今のところ不満なところはありません。
【工夫したポイント】
①場所
場所はとことんこだわりました。私は、通勤や通学にかかる時間は無駄だと考えています。交通渋滞などのリスクもありますので、できることなら移動にかかる時間は少なくしたいです。
また、近隣の学校も事前に知っておきたいです。うちは中学までは公立と思っていますので(もしかしたら中学受験も…いやいや…)、校区にも気を使いました。
うちの校区は生徒が少なく、1学年1クラス20名という非常に小さな学校です。小さいので、先生の目もよく行き届き、意見交換もしやすいです。例えば、長男は結構自由気ままな性格ですが、集中できる環境だとしっかり学習してくれるので、ちょこちょこ手の空いた先生が1対1で授業をしてくれたりしてます。
単純に家を建てたいから安い土地を郊外に…とか、今後異動はあるけど、今の職場に近いから…といった観点で土地を買ってしまうと、通勤に莫大な時間を浪費してしまいますので、通算するとかなりのコストになると思います。
一日往復1時間かかるとして、年間250日通勤としたら、250時間です。
時給2,000円としたら、2,000×250=500,000円!年間50万円のコストがかかってます。それにガソリン代やら車の減耗等。30年続けたら1,500万円の損失ですから、立地は慎重に決めたほうがいいです。
②駐車場
横幅6m程度の縦長な土地なので、車2台を横並びに止めるのが限界です。ただし、この横幅が狭いというところが逆に利点で、横幅広めのカーポートを玄関の軒から直結して設置しています。これにより、雨の日でも濡れることなく玄関から車まで行けます。
雨の日の荷物の積み下ろし等、非常に快適ですし、夏は紫外線カットの屋根が光をさえぎってくれますので、車の中がそこまで暑くなりません(それでも夏は暑いですが)。冬は屋根が霜を防いでくれるので、今まで車のフロントガラスが凍ったことはありません。
さらに、縦長の土地のため、少し奥行きをゆったりと作っているため、車の後ろに私の趣味のカヤックや自転車を置いておくこともできます。
③フェンス
うちは、家の周りにフェンスやブロック塀などは一切作っていません。そのため外から家が丸見えなのですが、その代わり家の窓はすきガラス(半透明)かつ防犯ガラスを2m以上高い位置に小窓として設置しています。また、掃き出し窓(大きな窓)は一切ありませんので、外の目を気にする必要もなく、窓から侵入することも不可能なので、フェンスは必要ありません。フェンスを作らないことで数十万円のコストカットができています。
また、「窓にカーテンかけるくらいならそもそも大きな窓は必要ないよね」という考えなので、窓自体を曇りガラスにすることで、カーテンを付ける必要もありません。ここでもコストカットできたかなと思います。
④玄関(外)
玄関はウォールと門を付けています。これには三つ理由があります。
一つ目はまだ小さい子供が玄関から外に飛び出さないようにするためです。門で一旦ストップするので、飛び出し不可能です。
二つ目はウォールの内側に子供の用具(乗り物やおもちゃ)を隠すことで、簡単に外から見て子供がいることを悟らせないためです。
三つめは単純に防犯用です。門を挟むことで宅配便などに扮した犯罪者を中に入れないようにしています。
⑤玄関(内)
玄関にはシューズクロークを作っています。玄関側とシューズクローク側との2か所で靴を脱げるようにしており、シューズクローク側はロールスクリーンが下りるようにしていますので、お客様が来たときはロールスクリーンをおろして中が見えないようにしています。
また、シューズクロークを倉庫の代わりと考えて3畳ほどの広さにしていますので、子供の用具関係はほとんどここにあります。普段の荷物や衣服を掛けたりと、出かける際に必要なことのほとんどはシューズクローク内で完了できるようにしています。ダウンライトにはプラズマクラスター付のライトを使っていますので、シューズクロークですが匂い等は全く感じません。
ただ、かなり大きなシューズクロークでしたので、「こんなの作って大丈夫?」的なことを建設会社さんから何度も聞かれましたが、胸を張って大丈夫だと答えました。
さて、まだ家の中にもたどり着けていませんが、結構な分量になりましたので、今回はここまでといたします。また、近いうちに(時間があるときに)続きを書いていきたいと思います。