学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

子育てを考えた自宅の設計(我が家の場合)②

熊本 塾

昨日に引き続き自宅について書いていきます。

 

【工夫したところ】

⑥独立洗面

お風呂場の脱衣所にある洗面とは別に、玄関とトイレの間に独立洗面を作りました。家から帰ってすぐに手洗いうがいが出来るように、またタンクレストイレなので、すぐに手が洗えるようにという思惑で設置しました(後、設計上できたデッドスペースを埋めるため)が、これがかなり使えます。

まず、コロナ禍の中、家に帰ってきてすぐに手洗いうがいをしたいとき、独立洗面が玄関そばにあるのですぐに手を洗えます。また、家族で外出する時など洗面台を分けて使えますので、使い終わるのを待つ必要がありません。

妻がお風呂に入っているときでも気にせず洗面台を使えるのも便利です。

注意点としては、独立洗面は造作でしましたが木で作ってしまうとどれだけ水に強い材質のものを使ってもやはり痛みます。ここはお金をかけてタイル等水で傷まない材質を使用した方がいいです。

 

⑦スペース

私が間取りを作るに当たり、最も頭を使ったのがデッドスペースをいかになくすかです。最初ハウスメーカーを検討した際に間取りのイメージを数社ご提示いただいたのですが、どれもデザインにこだわりすぎ、おしゃれだけどデッドスペースがありまくりのもったいないものでした。シースルーのリビング階段やらホールやら、中庭やら、生活を彩るという趣旨は分かるのですが、絶対に不要!しかもここでデッドスペースを作った分、2階部分を広くして部屋を作ろうという提案…絶対にこちらのこと考えてないだろうと。

事前にできるだけ平屋にしたいと伝えているにもかかわらず、当たり前のように二階に部屋を多くとる提案がどこも同じで画一的。全てのハウスメーカーさんの提案が呑めず最終的にこちらの意図を最大限取り込んだうえで構造計算をしてくれる地元の工務店に決まった経緯があります。

では、どうやってデッドスペースを消したかですが、

1:階段下の有効活用

階段をシースルーにせず、さらに一度曲がって登るつくりにすることで、階段下のデッドスペースを活用することが出来ます。うちではトイレと物置にしています。さらに階段に壁があることで、この壁を活用しセコムのモニターとインターホンモニターを埋め込んでいます。

2:和室

リビング隣に和室を作っています。イメージとしてはマンションによくある四畳半の和室部分のようなものです。こちらはロールスクリーンで区切れるようにし、さらにリビングのフローリングと同じ色の畳を使うことで、ロールスクリーンを上げるとリビングと和室が一続きに見えるようにしています。こうすることで、リビングがさらに4畳半広がったように見え、かなりの広さを確保できます。子供がガンガン走り回っても大丈夫ですし、リビングに子供の遊具をおいても十分です。

3:廊下、ホール

ホール、廊下もできるだけなくしています。リビングから玄関まで扉を作らず一続きにすることで、廊下もリビングの一部のように使っています。玄関からリビングへは一度クランクを入れていますので(クランク部分は和室の押し入れにしています)玄関からリビングは見ずプライバシーも万全です。これにより、リビング、和室、廊下が一体となり、かなり広大なスペースを確保することが出来ました。

4:その他

アイランドキッチンは相当なデッドスペースが生まれますので、あまりお勧めしません。

テレビは壁掛けにし、テレビ台をなくすことでスペースが増えます。ブルーレイデッキやハードディスクは、テレビの上に棚を作り、そこに格納しています。頭よりも高い位置にあるので、空間の有効利用になっています。

5:生まれたスペースで

デッドスペースをなくすことで、リビング、和室、廊下で24畳以上のスペースが生まれました。このスペースはまるまる子供の遊び場になっています。

アスレチック(鉄棒、滑り台、ジャングルジムの複合)、トランポリン(ネット付きで軽い大人も使用可能なもの)等々体を動かせる遊具を設置しています。コロナ禍で外出が難しかったり、雨の日でも家の中で遊べるので、かなり助かります。うちはゲームの類は一切おいていませんが、なくても十分遊具で時間が潰せています。

 

さて、今回は二つまででした。なかなか進まないですが、また次回続きを書きたいと思います。