学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

手抜きは許されない

熊本市 塾

少し前のニュースになるのですが、北海道で建設中のビルに施工不良が見つかり、建て直しになったとありました。当時の建設担当者は「このくらいのずれならば行けるだろう」という考えで、気付いていながらもそのまま工事を進めていたため、問題が大きくなってしまったようです。損害額は数十億とか数百億とか。規模が規模だけに莫大ですね。

発端は数ミリのずれを看過したという小さなものだったようです。まさに、小さなミス(手抜き)が大きな問題につながった典型例ではないかと思います。

 

さて、学習に目を移してみても同じようなことが言えます。例えばテスト前の学習なんかもそうでしょう。この程度でいいかなと中途半端な状態でテストに臨もうものなら、大崩れを起こすことも少なくありません。

よく、「こんなところ学習してテストに出るんですか?」という質問が来ますが、手抜きしたい気持ちMAXです。出るところだけ仕上げて楽して点を取ろうと考えての質問だと思いますが、穴だらけの状態ではきちんと単元を修めたとは言えません。どうせ受験期にはもう一度全て徹底的に学習しなければならないのです。今からきちんと全て理解しておきましょう。

テスト前の状態としては、何が出ても解けるという状態まで仕上げるのが理想で、もうこれ以上何もすることはないというところまでやりつくしてテストに臨まなければなりません。それでも2~3問間違えますので。

 

また、これは私のような講師側にも言えることです。準備の段階でこの程度の準備でいいか…。この程度の事務でいいか…。この程度掃除しておけばいいか…。等々中途半端に取り組めば底が浅くなります。どんな質問でも瞬時に解答できるように準備をやりこむ。どんな細かい事務も即座に取り組み完璧に仕上げる。水垢一つ残さないように徹底的に掃除する。その積み重ねが生徒様や保護者様からの信頼につながってくるのだと思います。

信頼とはとにかく築きにくく、また失いやすいものです。慢心せず、手を抜かず、毎日の業務と準備に全力で取り組み、信頼頂ける運営を行っていきたいと思います。