今回は、家庭教師と塾、どちらの方がお子様の学力をあげられるのかについて考えたいと思います。
よく、「塾と家庭教師どっちがいいんでしょうか？」というお尋ねをいただきます。端的に申し上げますと、「自分で学習できるならば、塾の方がいいです」（あくまでも個人の見解です）。
家庭教師を専業にしているものが塾の方がいいというのもおかしいかもしれませんが、自分で学習できるならばという条件付きではありますが、やはり塾の方がいいかと思います。以下にその理由を列挙いたします。
- 家庭教師に比べて料金が安い。
- トップの塾講師はかなりの指導ノウハウを有しているので、ポイントをわかりやすく説明してもらえる。
- 大手塾だとテキストも独自で作っており、無駄なく学習できる（予習シリーズなどですね）。
- 競争環境がある。
- 自習スペースがあるので、自習しながらわからないところはチューター（常駐している講師）に聞くことができる。
等でしょうか。列挙してみますといいことばかりです。安くてわかりやすいなら塾一択じゃないか…となるでしょう。
しかし、実際は「塾に通っているけど全然学力上がっていないんだけど」という方も多いのではないでしょうか。
それは、先にもあげました、塾に通う際の条件「自分で学習できる」を満たしていないからだと思います。
学校も塾も集団授業です。学校では集団授業による基礎学習、塾では集団授業による基礎学習～トップレベルの受験対策を行います。
トップレベルの受験対策を受ける子でしたら、学校の集団授業の基礎学習では物足りないところを塾の指導で補うという利点は大いにあるかと思います。もともと集団授業についていけて、さらにトップの学力を持っているということは、自分で勉強もできているでしょう。
では、もともと学校の集団授業でわからないところが出てしまっていて、さらに自分で学習する方法がまだ確立していない方でしたらどうでしょうか。
元々学校の集団授業による基礎学習で問題が生じているのに、また塾の集団授業を受けて大きな効果が得られるでしょうか。
塾でも基礎学習クラスを受ければ、二回基礎学習を行えるから学力もあがるのではないか。という考え方もあるかと思いますが、そもそもなぜ基礎学習を行っている学校で分からないところが出てしまうのかという原因を考えるべきです。
少し長くなってしまいましたので、続きは次回書かせていただきますね。
