記事が2つに分かれてしまい申し訳ございませんでした。では、昨日の続きを書いていきますね。
学校の集団授業で分からないところが出てしまう原因とはなんでしょうか。
「授業が早くてわかりにくかった」、「授業の説明だけでは理解しにくかった」、「すでに前のところで分からないところが発生しており、ずっとわからない状態が続いてる」、などでしょう。
もちろん、これらの問題を放置しておくわけにはいけませんので、解決策を考えなければなりません。
そこで選択肢として出てくるのが、塾・家庭教師ではないでしょうか。
ここで、改めて塾は集団学習ですと申し上げます。集団学習なので、確かに基礎学習クラスだと再度基本を指導するかもしれませんが、そもそも生徒一人一人躓いているところが違うのに、それらを一つ一つ解決していけるでしょうか。
集団授業である以上限界があるかと思います。なので、学校の授業で分からないところが生じていいる場合には、ピンポイントで弱点を洗い出して集中的に指導できる家庭教師の方が問題解決手段としてはいい選択ではないかと思います。
そもそも、自分で学習ができる生徒は、わからないところがあると自分で問題を解いたり、教科書や解説を見たりして都度解決していっているのです。
一方で、まだその学習習慣を身につけ始めたばかりの子が、学校と同じく塾で分からないところが出たとしても、その後塾のチューターさんに質問に行ったり、自習室を使って自習したりするでしょうか?それができてれば学校で先生に質問してるはずですよね(先生が気難しくて聞きに行きにくいという場合もあるかと思いますが…)。
多分多くのそういった方々は「やれやれ終わった。帰りにコンビニよってこ」っていう感じではないでしょうか。
よって、まとめますと、塾と家庭教師それぞれ用途が違いますので、比べられません。生徒に合った方をきちんと選択してくださいということになります。
では、最後に塾と家庭教師、どっちが適しているかについてそれぞれ対応する生徒さんの特長を述べておきたいと思います(あくまでも個人的見解です)。
※塾と家庭教師のメリットとデメリットについては前回と今回の文章中に記載していますので、ここでは改めて箇条書きでまとめてはいません。
塾が適している生徒
1.ある程度自学ができて、学校の集団基礎学習がこなせている生徒。
2.基礎学習以上の学力を身に着けたいという生徒(受験対策)
3.総じて学力が高い生徒
4.学校とは違う競争環境で学習したいという生徒
家庭教師が適している生徒
1.まだ自学の習慣化が難しく、加えて弱点を把握・克服するのが難しい生徒
2.学校の集団基礎学習で分からないところが出ている生徒
3.先生に質問するのに気が引けて学習にもやもやが残っている生徒
4.突っ込んだ学習が難しい生徒(表面だけの暗記程度の学習で終わってしまう)
こんな感じかと思います。なので、最初から最後まで家庭教師、塾というのではなく、生徒さんの学習ステージに合わせて家庭教師⇒塾へシフトしたり、一部苦手なところができたので、その弱点克服のために短期で家庭教師を依頼する等、臨機応変に使い分けていただければと思います。
また、個別指導塾もありますが、個人的には塾と家庭教師の間くらいの位置づけではないかと思います。家庭教師よりも少し親近感が薄いかなと思いますので。