学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

体調が悪い時にかける言葉

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最近めっきり朝晩涼しくなりまして、大分過ごしやすくなってきました。

この時期は朝の冷たい空気を感じながらルアーフィッシングすると最高に気持ちがいいです。ただ、この時期体調も崩しやすいので、皆様も体調には気を付けてくださいね。

 

さて、今回はその体調を壊した時に相手にかける言葉について考えてみたいと思います。

自分のこども、もしくは会社の部下が体調を壊して学校を休んだり、仕事を休んだりした時にどのような言葉をかけるでしょうか?

社会人の方はご経験があるでしょうが、よく言われるのが「体調管理が悪い!」だと思います。

 

確かに、前日に夜遅くまで遊んでいた、手洗いうがいを全くしていなかった等不摂生が原因であればこれは自業自得ですので、そういわれても仕方ないですし、生活態度を反省せねばならないでしょう。

 

しかし、いつも通り生活をしていて体調を崩してしまったときにも同じように「体調管理が悪い」という指摘でいいのでしょうか?

私は元々体が弱く(子供のころは一か月のうち半分は自宅療養もしくは入院していました)、大人になった今も結構頻繁に体調が悪くなります。

こんなですので、休むに休めないサラリーマン時代は特に気を使って体調管理を行っていたのですが、それでもやっぱり定期的に体調が悪くなりました。そんな時上司から言われる「体調管理をしっかりしろ」の言葉には、もうどうしようもうない敗北感を味わうのです。

 

こちらの意見としては「めちゃくちゃ体調管理してますよ。それでも体調悪いんですよ」と言いたいですが、上下関係が厳しい会社だったので、ぐっとこらえるしかありません(これは、親と子でも同じことが言えます)。

また、それが続くと「またか。何してるんだ。いい加減にしろ」と。もう体調悪くて弱ってるのに、さらに精神的な追い打ちを食らったらたまらないですよね。

 

私は、ある程度体調に気を使っていてそれでも体調が悪くなった人は被害者だと思います。信号気をつけてわたってたら、事故にあったようなものです。

そんな人に、「もっと気をつけろ。車をかわせ」って言うでしょうか?それは被害者に対して傷に塩を塗るようなあまりにもかわいそうな言動ではないでしょうか。

 

そのため、こういった指摘(指摘ってほど高尚でもないですが)をされないために、体調悪くても無理して頑張ってしまうのです。そうすると、パフォーマンスの低下、さらなる体調の悪化といった身体的悪影響に加え、精神的にも追いつめられてくるのだと思います。

なので、サラリーマン時代、私が部下に対して同じように体調悪いと言われた時にはこちらから「会社休みなさい」と言うようにしてました。

なかなか部下から「会社休ませてください」ともいいづらいかなと思って、上司側から「休め」と言ってあげてました。また、その時も「休んだら?」と中途半端にいうと、気の弱い部下だと「いえ、薬飲んで頑張ります」と逆に頑張るアピールしてきますので、「心配ないから、完治するまで休みなさい。」と指示する形で伝えてました。

 

これは、生徒に対しても同じです。生徒が体調悪いアピールをしてきたときには、私は「それじゃ、休もう」と休みにします。

親御さんから、「怠けるんで、ちょっと体調悪いといっても授業してください」と言われることもありますが、私は気分が乗ってきてないときに無理に授業をする必要はないと思います。

仕事と違って、学習はインプット作業です。気分が乗らなければ効果は大きく減少してしまいます。その時に授業行ってもお互い不幸なだけです。

きつい時こそ頑張って乗り越えた成功体験を…との意見ももちろんありますでしょうが、そんな体験は、自分が打ち込むと決めた場面で味わってください。少なくとも気分がしぼんでいるここではないです。

 

基本無理していいことなかったので。

その代り、やるときは全力でいきますよ!

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