学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

人にやさしくなるために

熊本市 塾

世界情勢が緊迫していますね。戦争にはそれぞれ理由があるかと思いますが、人が悲しまないよう、争いのない世界になってほしいです。

 

少しスケールの大きな話になってしまいましたが、私は自分の授業の中で度々「争いをなくすために思いやりを持ちましょう」という話をします。

これは、私の家族にも繰り返し伝えていることです。相手が嫌なこと、うれしいこと、どんな状態か等々思いを巡らせ、考えてみる。そして相手が喜ぶことをして、嫌がることをしない。簡単そうではありますが、思いやりを持ち、人にやさしくするためにはとても大事な条件をクリアーしなければなりません。

 

それは、余裕を持つということです。自分に余裕がなければ相手のことを考えることすらできません。余裕がない場合は常に今の自分のことを心配していますので、他人のために労力を割くことができません。忙殺、貧困、そのほか困窮状態の中にあっても他人を気遣える人はごくわずかな聖人君子と呼ばれる方のみでしょう。

しかし、人間は社会性を持った生き物です。社会を維持していくためにはお互いが支え合わなければいけません。

 

人が皆思いやりを持ち、助け合い、優しさを与えあいながら生きていくために、まずは余裕を持ちましょう。余裕を持つためには困難をはねのける能力や強さを持ちましょう。その能力や強さを持つために日頃から努力しましょう。そう、今生徒様の目の前にある学習こそまさに努力ではありませんか。

 

何のために勉強するのか?その答えは色々ありますし、人によって千差万別の答えが返ってくるでしょう。私も一つ生徒様に答えを送ります。

 

何のために勉強するのか?それは、人にやさしくする能力と強さを持つためです。能力と強さを身に付け、正しい倫理観と道徳を身に付けてください。能力を伸ばし切らないまま、弱いまま他人を思いやる余裕がない人生を送らないよう。能力と強さを身に付けても、倫理観や道徳の欠如により、他人を貶めることに能力や力を使わないよう。

毎日全力で学習に取り組んでほしいと願います。