学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

ノートの使い方(かなり極端な使い方です)

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お金の話が二回連続になってしまいましたので、本筋に戻しまして今回はノートの使い方についてです。

ノートの使い方については多くの方が書いていらっしゃるかと思いますので、ここでは私が生徒に指導する際にどのようにノートを使ってもらっているかについて書きたいと思います。

 

よく言われていますのが、

1.ノートの一ページを半分に折って、折った左半分に計算や板書を書き、折った右半分には検算やポイントを書き込む。

2.色ペンは2色~3色まで。(わたしの場合は1色で十分だと思っています。重要なところだけ赤で書いとけばいいかと。)

というものです。私も基本的にはその使い方が一番いいかと思います。ノートとは後で見返してきちんと理解できるものでないといけませんからね。

 

…とここまでが一般的なノートの使い方ですが、私の場合この使い方と同じようなことをいいはしますが、2点ほど大きく違うところがあります。

 

1つめは、ノートを半分に折らないで、見開きで使い、左側のページに問題を解いたり、授業のプリントを張ったりし、右側のページに検算や、ポイントを書いたりするようにしています。

また、算数や数学であれば、まずプリントやテキストに問題を解き、そこで間違えた問題をノートの左側に再度解き、それでも間違った問題についてはもう一度右側に解くようにしています。

ここで、プリントやテキストに直に書いたりしたらもう一回できないじゃないかというご意見については2つめでまとめてご説明したいと思います。

まずはなぜノートを折らずに見開きで使うかということについてです。

私が主に授業をしているのは小・中学生です。なので、文字も大きく、また授業でプリントを使うことも多いのでよくノートに張ったりもします。このようなことを考慮すると、1ページにちまちまとまとめて書くよりも見開きを使って大きく書いていった方が、ノートを書く時間の節約になり、またまとめやすかったりするのです。

高校生くらいになって細かく文字を書けるようになれば1ページでもいいかと思いますが、長い数式を書いたりするときはやっぱり狭くなってしまいがちなので、私は見開きで使っていくことをお勧めいたします。

 

2つめは、そもそもノートを取らないということです。

基本的にノートって見返しますか?重要なところは教科書に書いてありませんか?私は、わざわざノートを取る時間がもったいないと考えています。なぜなら、最もまとまっているのが教科書や資料集だからです。ノートをとる時間があれば先生の話をよく聞き、問題点などを考える時間に使うべきです。

では、注意点や教科書にのっていないポイントはどうするんだ。という意見があるかもしれませんが、その時は教科書の対応するところに赤で書き込めばいいのです。わざわざノートに教科書にのっていることをまた書いて、そこに赤や青で色付けして…ってすごく時間の無駄だと思います。

教科書にいろんな注意点や考え方を書き込んで、自分の参考書に仕上げていく方が後で見返した時に教科書とノートを並べてみる必要もなくなります。自分で注意すべき点を書いた記憶もあるので、復習もしやすいかと思います。

ちなみに算数や数学でテキストにそのまま書き込むのは書き込んだところを隠せばまた使えますし、解いた過程とポイントをそこに書いておけば、わざわざ答えのページを開いてみる時間が節約できますし、そもそも同じ問題何度もするより新しい問題やった方がいいからということが大きいです。

 

例外として、難しい問題などは解き方の過程を細かく書いていく必要がありますので、そのような時はノートを使ってしっかり詳しくまとめることもあります。

 

ただし、勉強の仕方は個々人で違いますので、私もこれを一例として生徒に示すにとどめ強制はしていません。生徒さんの個性に合ったノートの取り方を自分で見つけ出してみてはいかがかと思います。

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