学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

単語と漢字ができるかで実力が分かる

弊塾でも単語や漢字の学習の大切さを毎回お話ししています。

学習していただくために、毎週単語のプリント×学習日数分お渡しして、取り組んで頂いているのですが、そこまでお膳立てしても学習しない生徒様は頑なに学習しません。

一方で早い段階から自分で学習できるようになる生徒はかなりの偏差値をたたき出します(そりゃ、自分で勉強できるんですから成績も上がります)。

 

数学や、理科などのように理論を押さえれば汎用的に解くことができるという教科は結構進んで取り組む生徒が多いです。一方で英単語や漢字のように日々コツコツ積み重ねていく学習はとにかく嫌がります。プリントを出そうが、宿題チェックしようが、小テストを行おうが、やらない生徒はやりません。

最初は心がけと考えていたのですが、指導を重ねる毎に、これはやらないのではなく、「できないのだ」ということが分かりました。

もちろんいついつの小テストで不合格だと補講するよなどと条件を付けると瞬間的に取り組むこともありますが、恒常的に続けることができません。しかし、ある程度毎日プリント化して渡してると徐々にするようになったり、そのうち単語帳を渡しておけば自分でするようになったりと変化してくる生徒様も現れます。少しずつ自分の中でルーチン化されてきているのでしょう。これができるようになったということなのだなと。

逆にどれだけお膳立てしても頑なにしない生徒は、凝り固まった習慣を変化できない、単語を毎日少しずつ勉強するというルーチンを作れないのだと思ってます。

ある意味スキルなのではなかろうかと。怠慢というだけでかたずけず、ルーチン化するというスキルを身に付けていないと考えると、単なる精神論ではなくなってくるのではないかと考えています。

 

ただし、このルーチン化のスキルを身に付けるっていうのはかなり大変です。現状では毎回プリントを配ってそれを毎回確認するということにしていますが、さて、どこのラインで自分から動けるようになるのか…。行動変容とは本当に難しいですね(簡単だったらダイエットなどもみんな簡単にできますよね)。