学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

子供のサポートって難しいですよね

 

熊本市 塾

私の子も今年で小学二年生になり、学校から毎日宿題が課されます。大体30分程度で終わる内容なのですが、なかなか宿題をやってくれません。最近はどうにか帰ってすぐに取り掛かることも多くなりましたが、それでもなかなか進まず、宿題を見ている妻もかなりストレスを抱えているようです。
私が日中いるときは結構な緊張感をもって取り組むのですが、妻だけの時は結構のんびりやっているようです。このままのんびりが続くようであれば、学校の隣のコミュニティーセンターを借りて塾を開き、毎日うちの子を通わせようかと検討しています。今の生活なら15時~17時、月~金でできなくもありません。一人月10,000円位なら割と利用する生徒もいるのでは…。割と本気です。

 

さて、では塾に通っている生徒様に対して、保護者様はどのようにサポートを行ったらよいでしょうか?これが正解だというものはありませんが、家庭教師時代も交えたちょっと悪い影響が出たのではないかと思われる経験談を2つご紹介したいと思います。

 

例1:家でも学習に強烈に関わる

私が行う授業や、別途通っていらっしゃる塾の授業に加え、どうもご自宅でもかなりの強度で学習を行っている生徒様が見受けられました。塾で学習した内容をもう一度家で復習していたのだと思います。

親御様が熱心に学習をサポートする体制は素晴らしいかと思うのですが、明らかにオーバーワーク気味だなと感じるのです。授業の最初からへとへとで、もう、授業開始から心ここにあらずのような状態です。塾でも居眠りが多く、不足する睡眠不足の借りを隙あらば返そうとしているようです。見ててかわいそうな位疲れ果ててます。

また、こういった親御様の場合、何が重要な学習かどうかもご自身で判断されがちで、「今日は~の勉強をするので休みます」という連絡も多々あります。親御様のご判断にお任せはいたしますけれども、学習の連続性が保てないです。

一貫して言えるのは、学習の判断を本人ではなく、親御様が決定しているところです。学習に本人の意思がほとんど入らないため、モチベーションも上がりません。よって学習も進まず時間だけが過ぎていく。そうするとなぜここまでやって成績が上がらないんだとさらに親御様が学習に関わってくる…。塾と家庭のダブルスタンダードで学習が進みますので、振り回される生徒様もかなりきつそうでした。できれば、宿題の確認や、単語の暗記等、ルーティンワークをきちんとできているかサポートする位だとありがたかったのですが。

 

例2:守りすぎ

生徒様の意向を全面的に汲んで守る場合、確かに生徒様はやりやすいかもしれませんが、著しく成長が阻害されることもあります。

「今日は微妙に体調がよくないから行きたくない」、「今日は疲れたから行きたくない」さらには「今日は寒いから行きたくない」、「今日はとりあえず行きたくない」…。もちろんそのままの理由を言うことはないと思います。多分風邪気味とかが理由になってくるとは思いますが、塾に入ってやたらと体が弱くなったように感じるほどお休みされることもあるかもしれません。

全てにハイハイということを聞くのか、いい加減にしなさいと少し突き放すのか難しいところかもしれませんが、全部いうことを聞くとかなり甘えてしまいそうです(私なら全力で甘えます)。

こういう時弊塾ではZoom受講もできますので、ご自宅のリビングでZoomで受講していただき、親御様が学習状況を監督するという取り組みをしてみてください。自宅にいても緊張感があれば、無理せず学習もできるでしょう。

また、風邪気味だからとずっと寝ている必要はあるでしょうか?

布団に入っていても問題集位見れるでしょう。

私の高校時代、後輩が足の大けがをして手術をしました。翌日お見舞いに行くと、ベッドに問題集を広げて学習に励む後輩の姿がありました。手術の翌日です。まだ傷口も痛むでしょうし、甘えればベッドでゴロゴロすることもできたでしょう。現状に甘えることなく自身のできるベストを尽くす姿は今でも忘れることができません。

 

では、どんなかかわり方がいいのでしょうか。

ここまで引っ張って非常に心苦しいのですが、はっきりとこれがいいという答えを私は持ち合わせていません。人それぞれですので、どうすべきというのを私が申し上げるのもはばかられます。

ただ、上記にあげた2つの例を参考に考えていただくだけでも、違ってくるのではないかと思います。正解はないかもしれませんが、生徒様のことを思う気持ちは親御様全員変わらないと思います。生徒様を中心に、塾や学校と都度話し合いを重ねる中でいいかかわり方を模索していければいいのではないでしょうか。そのためにできるだけ、生徒様の口からこうしたいという要望を応えてもらえるような関係性の構築は必要かと思います。

また、弊塾に限って言えば、生徒様が休みたがっているときは登塾するように背中を押す(励ます)、宿題や英単語のルーティンワークをきちんと行っているか監督する、位でサポート頂けると大助かりです。カリキュラムや学習の内容については、弊塾を信じてある程度任せてもらえるとありがたいです。

 

…という私も、来週子供の授業参観です。昨年は授業中先生の真ん前にも関わらずいきなり爆睡し始めて度肝を抜かれました(1年間ずっと席が先生の真ん前ということから、どれだけマークされているのか分かりますね)。授業態度も少しは成長してくれていればいいのですが。