学習塾のNAKANOのBLOG

小・中学生の学習方法や環境について

変わるって難しい

熊本 塾 学習塾のNAKANO

私は塾や家庭教師といった教育関係の仕事を営む一方で、日中はとある企業様のお手伝いをしています。ぶっちゃけますと、まだ学習塾の生徒様が少ないので、運転資金を確保するために日中働かせてもらっているのです。基本的に契約関係の仕事(契約書のひな形を作ったり、契約書をチェックしたり…)や単価・見積もりの精査が中心で、こういった中途半端な勤務形態でありながら、企業にとって大切な仕事を任せて頂き、お世話になっている企業様の懐の深さを感じます。ありがたい限りです。出来ればずっとお手伝いをしたいのですが、運転資金に困らないくらい生徒様が集まれば、日中の時間を塾のサービスの拡充に充てていきたいと考えています。

ちなみにこの企業様は、保健指導を主業務としていらっしゃいます。いわゆる太り気味の健診結果が出てしまった対象者さんに対して、専門の保健指導員が約半年ほどかけて指導を行っていくというものです。

ここで実感するのは、前回の記事にも書きました行動変容の難しさです。こちらの企業様では年間大体4~5万人位(多!!)の対象者を指導しています。それで、数か月から半年かけて直接会ったり、電話したり、時にはICT面談を行ったりして痩せるために手厚くサポートを行っていくのですが、このうち半分近くはまた次の年の健診でも引っかかるのです。あれだけ一生懸命サポートしてるのにまた?って感じがするのですが、人間そう簡単に行動を変えることはできません。やっぱり夜の甘いデザートは魅力的ですし、油ものっておいしいです。ご飯はおなか一杯食べたいですし…なかなか変えられない…。

はい、ではここで同じことを生徒様に置き換えてみましょう。

どれだけ言っても勉強しない。行動が変わらないというのは永遠の課題です。勉強した方がいいのはわかっています。でも、誘惑が多かったり、わからない問題があってなかなか進まなかったり、部活などで時間がなかったり、理由は色々あるかと思いますが、とにかく自力で勉強できない。これって、先ほど書いた保健指導で毎回検査に引っかかるのと全く同じではないでしょうか。要は行動が変えられないということです。

大人でさえなかなか行動が変えられない(もしかしたら大人だから行動がかえられないのかもしれませんが)のに、まだまだ発展途上にある生徒様が簡単に行動変えられるでしょうか。子供に自分の意思で行動を変えろというのは相当難しいことだと認識頂ければと思います。

では、どうすれば行動を変えられるのでしょうか。

基本的にはシステムに当てはめてしまうことが一番確実かと思っています。日々の生活に勉強を入れ込んで、それをルーティン化してしまえば、ご飯を食べる、お風呂に入ると同じように勉強するという行動も当たり前のこととして位置付けることが出来ます。

そろそろ長くなってしまいましたので、次回ルーティン化について持論を述べさせて頂きたいと思います。こんな一意見もあるんだなくらいの軽い気持ちで読んで頂ければと思います。

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